食材をもっとおいしく!土鍋の正しい使い方

食材をもっとおいしく!
土鍋の正しい使い方

水炊きや寄せ鍋、おでんにしゃぶしゃぶなど、土鍋で作るお鍋料理ってとっても美味しいですよね。
そんなお鍋をより長持ちさせ、より美味しく食べるためには、土鍋の「正しい使い方」を知る必要があります。

目次

使い始める前に!
目止めの方法method

土鍋を初めて使う時には「おかゆ」を炊いてください、といった話を聞いたことはありませんか?
土鍋は水の吸水力が高く、そのまま使うと割れやすくなったり、食材のニオイが付きやすくなってしまうのです。

土鍋は素材の性質上、もともと細かい穴があいているので、米や小麦のでんぷん質(糊)で穴をふさぎます。
こうすることで土鍋の土を引き締め、水漏れやヒビ割れを防ぐだけでなく、匂いや汚れがつくのを防ぐ効果があります。

目止めには、おかゆを作る、野菜くずを煮る、小麦粉を煮るといった様々な方法があります。
土鍋の素材(土質)や製法によって最適な「目止めの方法」は異なるので、お手持ちの箱や付属の説明書があれば確認しましょう。

宅配ボックスの使い方 宅配ボックスの使い方1
  • ヒビがないかチェック

    使い始める前に、ひびや傷が入っていないかしっかり確認しましょう。

  • 水洗い&乾燥させる

    丁寧に水洗いして、しっかり乾燥させます。
    ここで水が残ったままになってしまうと、いざ調理をしようと火にかけたときにヒビ割れを起こしてしまう可能性があります。
    土鍋の底面が素焼き状態の場合は、濡らさないように気を付けましょう。
    水に濡れてしまった場合は、底面がしっかりと乾いたことを確認してから次のステップへ移ります。

  • でんぷん質のものを入れる

    土鍋に水を張って、小麦粉や片栗粉などのでんぷん質のものを入れます。
    目安としては、入れた水の10%くらいの量です。

  • 弱火で沸騰させる

    水とでんぷん質のものを入れたら、ふたを閉めずに弱火でゆっくり、30分程度沸騰させます。
    吹きこぼれないよう注意し、水分が蒸発してきたら差し水をしましょう。

  • 冷めるまで待つ

    火を止めたら、土鍋の温度がしっかりと冷めるまでそのまま待ちます。
    土鍋は急な温度変化に弱いので、慌てて冷まそうとしたり、冷めてないのに水で洗おうとしたりしないでください。

  • 水洗い&乾燥させる

    しっかりと冷めたら、中身を捨てて丁寧に水洗いします。その後は、水分がなくなるまでしっかりと乾燥させましょう。

土鍋の普段の
お手入れ方法care

土鍋を使う前は、鍋底を濡らさないように気を付けましょう。
使用後は、鍋の温度が冷えるのを待ってから洗って、しっかり乾燥させます。

しっかり乾燥させる
一番大切なことは、「しっかり乾燥させること」です。
また、土鍋は急速な温度の変化が苦手なので、熱い状態でいきなり水につけずに、手で触れられるくらいまで冷ましてから洗うようにしてください。

陶器の一種である土鍋は欠けやすいため、クレンザー等は使わずにスポンジで優しく洗い、洗い終わったら水分をしっかりと拭き取ってください。

頑固な汚れがついていないか、
シーズン終わりに要チェック

冬などの土鍋シーズンを終えて次に使うまで長期間使わずに保管する…。
そして次のシーズン、いざ使おうと取り出してみたらカビていた!なんてことはありませんか?

カビたり、ニオイが取れなかったり、焦げ付いたり…。そんな時役立つお手入れの方法をご紹介します。

内側の焦げや食材のこびりつきには…

食材のこびりつきや土鍋の焦げ付きには重曹が効果的です。
土鍋の8分目くらいまで水を張って、大さじ2程度の重曹を入れて10分程度煮立てます。
重曹でも落ちない場合は、土鍋を洗ってしっかりと乾かし、お酢を試してみてください。食材の違いにより、重曹の方が落ちやすい場合とお酢の方が落ちやすい場合があります。

洗っても落ちないニオイは…

吸水力が高く、スープなどの水分と一緒に食材等のニオイも吸収しやすい土鍋。
ニオイが気になる時は、水と一緒に茶殻を一握り程度入れて10分ほど煮立てましょう。

カビくさい!と思ったら…

カビてしまった時は、たっぷりの水にお酢を大さじ2~3杯入れて10分ほど煮立てます。

しっかり乾燥させる
いずれの場合も、必ず水から始めてください。
土鍋は急な温度変化に弱いので、いきなりお湯を入れるとヒビ割れを起こす場合があります。

煮立てた後は鍋が冷めるのを待ってから、スポンジ等でこすり洗いをしましょう。

土鍋でおいしい
ご飯を炊く方法how to

土鍋には「あたたまりにくく冷めにくい」という性質があります。
また、ご飯を炊くときにお米の中の「アミラーゼ」という酵素が、でんぷんを糖に分解します。
沸騰するまでの時間が長いほどアミラーゼが働く時間が長くなり、ご飯は甘くなります。
そのため、土鍋で炊いたご飯は甘くおいしくなるんです。

土鍋でおいしいご飯を炊く手順

  • お米を研ぐ

    お米を研ぐ
    ザルでお米を研ぎ、30分ほど時間をおきます。
    こうすることでお米がしっかりと水分を吸収し、ふっくらした仕上がりになります。
    お米を研ぐのに土鍋を使うと、水分を吸ってヒビ割れを起こす原因になるのでザルを使うのがおすすめ。
  • 土鍋にお米と水を入れる

    お米と水を入れる
    土鍋にお米を入れ、お米の量の約2倍強の水を加えます。2合のお米なら400~450ccを目安に。
    炊飯土鍋などは土鍋によって水の適量が変わるので説明書を参照!
  • 蓋をして火にかける

    火にかける
    中火にかけ10分ほどすると土鍋の蓋の穴から勢いよく水蒸気が出てきます。これは中の水が沸騰しているサイン。
    弱火にしてさらに15分ほど火にかけます。
    湯気が小さくなり「パチパチ」という音がしたら、火を止める合図です。
  • 蓋をしたまま蒸らす

    蒸らす
    火を止めて、蓋を開けずに10分ほど蒸らします。
    蒸らし終わったら蓋を開けて底からかき混ぜ、余計な水分を飛ばしてできあがりです。

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