包丁の選び方
三徳包丁、牛刀包丁、出刃包丁、柳刃包丁など包丁といっても種類は様々。
素材もステンレス、チタン、セラミック、鋼など
色々な包丁があってどれを選ぶか悩んでしまいますよね。
それぞれの特長を知って、作る料理や生活スタイルに合った包丁を選びましょう。
合わせて知りたい!
包丁選びのポイント
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用途に合わせて種類を選ぶ
一本だけで全ての食材を切りたいなら、三徳包丁がおすすめです。
食材によって使い分けるなら、三徳包丁、牛刀、菜切り包丁、ペティナイフの4本を揃えましょう。
用途に合わせて包丁を使い分けると作業がはかどりますよ。
種類で包丁を選ぶ
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素材の特徴を知る
素材によって研ぎやすさ、サビにくさは異なります。
セラミックは、サビにくく切れ味が長く続きます。
ステンレスは、サビにくくお手入れも簡単なので、毎日使うのに適しています。
鋼は、鋭い切れ味が長く続きますが、サビやすいためマメなお手入れが必要です。
素材で包丁を選ぶ
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ブランドやシリーズで包丁を揃える
メインの包丁が決まったら、同じブランドやシリーズの中からサブの包丁を選ぶという手も。
お手入れの簡単さならMAC、刃の切れやすさなら関孫六の包丁などブランドの特長で選ぶこともできますよ。
ブランドで包丁を選ぶ
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使いやすいサイズと重さ
包丁の刃渡りは16~17cmが最も使いやすく、重さは110~130gがちょうどいいでしょう。
包丁は軽いと小回りがきき、ある程度の重さがあると安定して食材が切りやすいですよ。
包丁人気ランキング
- 三徳包丁 17cm モリブデンステンレス
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柔らかい食材・硬い食材問わず万能に使える三徳包丁です。
刃物の町・岐阜県関市で作られた切れ味バツグン!
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包丁を種類から選ぶ
三徳包丁
- 初心者には三徳包丁がおすすめ
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家庭用として愛されるスタンダードな包丁で、専用の包丁に比べると切れ味は劣りますが、普段使いには十分。
標準的な刃渡りサイズは165mm、180mm。
セラミック、ステンレス、チタン、鋼など素材の種類も豊富なので、材質から選びたい方にもおすすめです。
- いろんな食材が切れるワケ
- 「三徳」という名前は肉も魚も野菜も切れることから。菜切包丁と牛刀の長所を併せ持つ包丁です。刃元の形は野菜を切りやすい直線、刃先の形は肉を切りやすいカーブ状、切先は魚や肉を捌きやすいとがった形をしているので、一本で色々な食材が切れるんです。
人気の三徳包丁
その他の三徳包丁
三徳包丁をもっと見る
牛刀包丁(シェフナイフ)
主に西洋で万能包丁として使用されている牛刀包丁(シェフナイフ)。
三徳包丁に比べ刃先が鋭く幅が狭いのが特徴で、肉のかたまりなど体重をかけて押し切る場合などに便利です。
一見肉専用の包丁を思わせますが、実際は野菜や他の食材も切れるマルチな包丁。
三徳包丁と並んで入門におすすめの包丁です。
牛刀包丁をもっと見る
ペティナイフ
「ペティ」とはフランス語で「小さな」という意味。牛刀包丁の小型版です。
主に果物や野菜の皮むきなどの細かい作業に向いていますが、肉や魚、野菜のカットも問題なくできます。
女性の手でも持ちやすいサイズなので、本格的な料理をしない女性の一人暮らしならこれ一本で済ませることも。
ペティナイフをもっと見る
パン切り包丁
焼きたてのパンや柔らかいパンもつぶさず、切りやすいパン切り包丁。細長く、刃が薄く、ぎざぎざになっているのが特徴です。
この形状がパンにかかる力を分散し、摩擦を少なくするため、パンをきれいに切ることができます。
ホームベーカリーなど自宅でパンを焼く場合には特にオススメ。
パン切り包丁をもっと見る
菜切包丁
大根や白菜などの大きな野菜も切りやすい、昔ながらの和包丁。
野菜をぶつ切りにしたり、刻むのに便利です。
刃は薄く幅広く、切っ先は四角くなっていてとがっていないため野菜専用です。
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出刃包丁
主に魚をぶつ切りにしたり、捌いたり、三枚おろしにするために使われます。
刃が太く、他の包丁に比べて重みがあるので魚の頭を落とすのも骨も切るのもお手の物。
小型のものはアジ切り包丁と呼ばれます。元々は魚用ですが、現在では肉を切るのに使う人も。
出刃包丁をもっと見る
刺身包丁・柳刃包丁
柳刃包丁は、魚の切り身を切るために使われる刺身包丁の一種。刺身包丁といえば関西ではこの柳刃包丁が主流です。
切り口を美しく新鮮に保つために重要な、一方向への引き切りがしやすいよう刃渡りは長く、先端は鋭く作られています。
柳刃包丁をもっと見る
薄刃包丁
菜切包丁と同じく角型で、主に野菜を切るのに使われます。その名のとおり非常に刃が薄いため切れ味バツグン。
ただし、切るのにも手入れにもコツが必要です。大根のかつらむきなどの繊細な皮むき作業に便利ですが、家庭用としてはあまりメジャーではなく、主にプロの料理人が使う包丁です。
薄刃包丁をもっと見る
中華包丁
重さの衝撃で切る中華包丁は、プロの料理人はもちろん本格的に調理したい方にもおすすめです。
いろんな食材を切れる万能な包丁で、使い方に慣れれば繊細な野菜の千切りから、刃を寝かせて食材をつぶしたり、鉈(なた)の様に肉の骨を叩き切ることもできます。
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子供用包丁
お子様のキッチンデビューにぴったりの、安全な包丁で楽しいお料理を始めませんか?
当店の取り扱う子供用包丁には、小さなお子様向け(対象年齢3歳~、5歳~等)と、本格的にお料理を練習し始めたいお子様向け(対象年齢10歳~)の2種類があります。
「切れるものは限定されるけど、触れただけでは手が切れない安全包丁」と「大人と同じ仕様だけど子供サイズの包丁」。
お子様の成長や手のサイズに合わせて、対象年齢や扱える食材の範囲等を十分ご確認下さい。
子供用包丁をもっと見る
特殊な包丁(専用包丁)
「こんなのあったの!?」と思われるような、食材のための「専用包丁」もいろいろあります。
「包丁」ではないけれど普段包丁で代用しているようなものや、ほかの食材を切る包丁として使えないものなどもありますが、「この食材よく使う!」というようなものは、専用包丁を持っていると作業がラクになりますよ!
魚介類・肉用
野菜・フルーツカッター
その他の専用包丁
利き手が選べる包丁
- 利き手にあった包丁選び
- 和包丁は片刃仕上げになるため、右利き用・左利き用がありますが、こちらは左利きの方にも配慮して設計された、出刃包丁・刺身包丁のシリーズです。
2種類3サイズ、右利き用と左利き用がありますので、ご自身の利き手に合わせた包丁をぜひお試しください。
利き手が選べる包丁シリーズを見る
素材で包丁を選ぶ
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さびにくさ |
切りやすさ |
欠けにくさ |
刃持ちのよさ |
重量 |
ステンレス |
◯ |
◎ |
○ |
○ |
重い |
セラミック |
◎ |
○ |
△ |
◎ |
軽い |
チタン |
◎ |
○ |
△ |
○ |
軽い |
鋼 |
× |
◎ |
○ |
○ |
重い |
ステンレス製のおすすめ包丁
家庭用の包丁の素材としてもっとも一般的なステンレス。
素材そのものの重みがあるので食材を切りやすく、丈夫で欠けにくいのが特徴です。
包丁の素材として知られるモリブデンバナジウム鋼、ダマスカス鋼などは、ステンレスの一種。
あまり頻繁に研がなくても切れ味が持続するので、手入れが楽です。
ステンレスの包丁を見る
セラミック製のおすすめ包丁
非常に軽く、さびる心配がありません。
ステンレスに比べて欠けやすいですが、切れ味は非常に長持ちし、研ぎの必要はほとんどありません。
また、セラミックは金属アレルギーを引き起こす心配がないため、アレルギー体質の方やその家族の食事の調理にも安心して使えます。
セラミックの包丁を見る
チタン製のおすすめ包丁
さびない金属、チタン。
切れ味や丈夫さではステンレスに劣りますが、セラミックと同じく非常に軽量で女性やお年寄りにも使いやすく、ニッケル、クロムを含まない金属なのでアレルギーの心配もなく、さらに見た目の高級感も損ないません。
ただし、固いものを切ると刃こぼれしやすいので注意が必要。
チタンの包丁を見る
鋼製のおすすめ包丁
本格派におすすめなのが鋼の包丁。
切れ味抜群、研ぎ直すと切れ味が戻るので一生モノですよ。
錆びやすいため、定期的に研ぐ必要があります。
人気のブランド・シリーズ包丁
おしゃれなデザインや優れた機能性で人気の、ブランドやシリーズの包丁。
大切な人や、記念日、お祝いなどの贈り物にもおすすめです。
包丁の収納や使用時に便利なアイテム
包丁のお手入れ方法
包丁研ぎ器を選ぶ際は、自分が使っている包丁が研げるか必ず確認してください。
特に、出刃包丁、刺身包丁、パン切り包丁、セラミック製の包丁などは、対応している研ぎ器が限られているため要注意です。
包丁の研ぎ方
包丁の普段のお手入れ方法
1、包丁を使用後水洗いします。
2、洗剤かクレンザーを使って両面の汚れを落とします。
3、汚れを洗い落としたら水気をよく拭き取ります。
4、包丁を傷めないように立てて収納します。
包丁の研ぎ方
砥石を水につけます。布巾を敷き枕を置いて手元を傾斜させます。包丁を持ち反対の手を添えて研ぎます。砥石が乾いてきたら水で濡らしながら研ぎます。90回が目安です。裏面は10回を目安に研ぎます。横に動かしながら研ぐと表裏均等になります。
砥石
電動の包丁研ぎ器
何度も刃をスライドさせる必要がないため、手間なく早く研げられます。
砥石に刃が当たると大きな音が鳴る物もあるので、注意が必要です。
また、かさばるため収納にも場所を取ります。サイズもチェックしましょう。
手動の包丁研ぎ器
簡易研ぎ器は、包丁を研いだことがない方でも簡単に研ぐことができ、コンパクトです。
シャープナーは、刃とシャープナーの角度を一定に保つのが難しい代わりに、刃を擦るだけで研ぐことができます。
角砥石は、上級者向けですが切れ味が続くのがメリットです。
砥石・シャープナーをすべて見る
包丁のお悩みを解決
普段、包丁を使っていて、こんなことで悩んでいませんか?
もしかしたら、お悩みを解決してくれる包丁があるかもしれません。
お悩み別におすすめの包丁を紹介します。
新品の包丁の切れ味が悪いのはなぜ?
買ったばかりの包丁なのに、切れ味が悪い…もしかして不良品?
新品の包丁は欠けにくくするために、切れ味が良くない鈍角、丸刃にしてあります。
本刃付けとは、本来の切れ味になるように研ぐこと。
最初から本刃付けをして販売している商品もありますが、ごくわずかです。
新品の包丁に本刃付けと表記してあっても、実際には刃付けがされていないことも。
砥石・シャープナーを見る
すぐに切れ味が悪くなる。
毎日使っていると、切れ味がどんどん悪くなっていく…頻繁に研いだり、お手入れするのは面倒。
セラミックの包丁やチタン合金(コーティングではやや劣ります)の包丁をおすすめします。
ただし、刃が欠けたり、折れたりすると修復がほぼ不可能ですので扱いには十分気をつけていただく必要があります。
セラミック製の包丁を見る
チタン製の包丁を見る
柄が腐ってしまった。
木製の柄の部分が腐ってダメになってしまった…腐りにくい包丁ってあるの?
ステンレス一体型の包丁がおすすめです。
柄までステンレスなので、木のように水に触れても腐ることがありません。
また、刃と柄に継ぎ目のない一体型構造は、洗いやすく、汚れもたまりにくく、耐久性が高いのでおすすめです。
ステンレス一体型の包丁を見る
刃がサビてしまう。
刃がサビてしまい、包丁がダメになってしまった。サビにくい包丁がほしい。
しょっちゅう刃こぼれしてしまう。
刃こぼれしやすく、破片が料理に混ざってしまうのではと心配…刃こぼれしにくい包丁がほしい。
重すぎて使っていると疲れる。
使っている包丁が重すぎて、腕が疲れてしまう。できるだけ軽くて扱いやすい包丁は?
セラミックの包丁やチタン合金、チタンコーティングの包丁がおすすめです。(平均100g以下)
ただし、軽すぎると食材を切る際に余計な力がかかるため、逆に疲れる場合があるので注意が必要です。
セラミック製の包丁を見る
チタン製の包丁を見る
除菌や漂白がしたい。
調理に使う包丁、やっぱり衛生的に使いたい。除菌・漂白したらダメになる?
金属ではないセラミックの包丁は、除菌・漂白をしてもサビたりすることがありません。
ただし、ハンドルは樹脂で作られている場合が多いので、除菌・漂白の際はハンドルが液に浸からないように注意してください。
セラミック製の包丁を見る
切った食材が刃にくっつく。
キュウリやニンジンなど、切った食材が刃にくっつくのがちょっぴりストレス…
刃に穴の開いたタイプや、溝があるタイプの包丁は、切った食材がくっつきにくくなっているのでおすすめです。
切るのが苦手な食材がある。
硬いかぼちゃや、目にしみるたまねぎを切るのがどうしても苦手…
かぼちゃやたまねぎを切るために作られた、専用の包丁があります。
形状や重みなど絶妙に計算されているので、切りにくい食材がラクラク切れます。
かぼちゃ包丁を見る
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